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2010年10月11日 (月)

「冒険してもいいコロ!」-新卒時の就職先は第一希望の会社じゃなくてもいいのかも、の例-

品質の高い映画だ。リーリー・ソビエスキーが良い。声が低いしキャピキャピ感が全くなくて良い。脇を固める女優陣も良い。クリステン・ジョンストンも相変わらず良い。彼女がスクリーンにいると、非常に安心する。

「冒険してもいいコロ!」という邦題と、ジャケットの、ややワンピースの裾をまくりあげかけのリーリー・ソビエスキーの写真に、若干エッチなラブコメか?と思わせる匂いがあるが、またもや邦題から受ける印象とは全く違う、まじめな映画だった。

リーリー演じるジョディは、大学院の映画科を優秀な成績で卒業し、意気揚々とハリウッドに職探しに乗り込むが、就職活動は難戦し、結局入社できたのはアダルト映画の制作会社。自分の理想の形のスタートではないが、不本意ながらもアダルト映画の編集作業をしていくうちに、周りのスタッフのプロ意識にも感化されていき、頑張っていくというストーリー。

物語のメインのテーマではないかもしれないが、この映画を見ていて、ふと、「新卒のときは、もし自分の理想の企業に入れなくても、腐らず、その場所で学べることを吸収すれば、絶対に何かを得ることができる」とか、「自分の隠れた特技・向いている点を発見できるかもしれないし、第一希望の会社に入ることができなくても人生をあきらめるべきではない」といったテーマも隠れているような気がした。就職活動で悩んでいる学生さんにも見てもらいたい。

原題は「Finding Bliss」。これは劇中劇のタイトルでもあるが、「ブリス」という、デニース・リチャーズ演じる往年のアダルト映画女優の名前と、「幸せ(blissの意味)」をかけて、主人公の「『映画を作る幸せ』、『自分らしく生きる道』を探す」という意志も示しているのではないだろうか。

アダルト映画会社の監督役ジェフが、ジョディに話し掛けるときいつも「バラバン(ジョディの名字)」で呼んでいたことが面白かった。名字をそのままで「ミス」とかも付けずに、あまり親しくない時期に使うって、そういう文化があるのか、アメリカ英語では。それも男性から女性に呼びかけるときに。ファーストネームなら分かるのだが・・・このあたりの感覚を英語圏の人に聞きたい。(以下英語で書きます。どこかの国の人、もし分かればコメントください!)

When I was watching "Finding Bliss", I found a bit strange everytime Jeff (Matthew Davis) calls Jody (Leelee Sobieski) by her last name "Balaban." Is it common to call by their last name without adding any title (e.g. Ms. or Miss. or Mrs.) from men to women? Probably, it doesn't sound so strange if that happens between men and men. Is this common in American culture? Please let me know if you have any comments.

圭子

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コメント

すごく面白そうな映画!まったく知らなかったですが。ジャケットの写真とか掲載してもらえると印象に残りやすいかもです。って著作権の問題とかあるのかな?
名字で上司が部下を呼ぶのって、何となく見たことがあるような気がします。上司部下の関係ではないのかな?あるいは親しみを込めて、であれば。そういう感じでもないのかな。

投稿: tommie | 2010年10月11日 (月) 11時53分

tommie さん、そうですそうです。ジェフはアダルト映画監督で、ジョディは新入社員の編集者。なので、上司と部下の関係と言えますね。そういうときは名字呼び捨て、でもありうるのかも。そういえば、「ブリジット・ジョーンズの日記」でもヒュー・グラント演じる上司はブリジットのことをよく「ジョーンズ」って呼びかけてましたね。

投稿: keiko | 2010年10月11日 (月) 12時08分

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