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2010年10月17日 (日)

「トイ・ストーリー2」-大人になっても、いつまでも-

「トイ・ストーリー」は大人も楽しめる。むしろ、大人のための映画だと思う。

第1作を見て、激しく感動したので、引き続き2作目を見たのだが、前作よりも技術がアップしていて、落ち着いて見ることができないほど興奮した。

第1作でも感じたのだが、「トイ・ストーリー」には大人のわびしさ、そしてわびしいながらも生き続けていかなければいけない諦念のようなものが根底にあるような気がしてならない。第1作では、自分がおもちゃであることを知らず、ずっと本当にスペースレンジャーの一員だと思っていて、ある日自分と同じ姿のレンジャーをCMで見て、なおかつ自分に「台湾製」と印字していることを見つけ、レゾンデートルを失いかけるが、「自分は『おもちゃ』だけど、子供のためにつくしていくことで、新たなレゾンデートルを見出していこう!」と自分を奮い立てるバズ・ライトイヤーは、決して自分の理想としている姿で生きているとは思えない、ほとんどの大人たちの姿にさえ見えた。

宇宙で戦うことができないと知ったとしても、生きることをやめるわけには、いかないから。

本作「トイ・ストーリー2」ではウッディの右腕が破れてしまい、壊れそうな彼はアンディと一緒にキャンプに行くことができない。そしてストーリーは、「子供が大人になり、大学にいき、結婚していった際、小さい頃仲良くしていたおもちゃたちはお払い箱になるのか?」という、おもちゃたちには切実な悩みへと発展していく。

子供が大人になった未来、というかなり先のことだけでなく、壊れたり、流行に後れてきたり、とすぐにそこに迫っている危機も、おもちゃたちにとっては切実だ。

それは、体調が悪くなったときに会社での居場所がなくなる危機があったり、まだまだ働きたいと思っていても会社の規約で定年の年代になったら職場を去らなくてはいけない私たちと、かなり似た悩みである。それだから、大人にとっても「トイ・ストーリー」は親近感がわく映画であり、映画の中で悩み、戦い、力を合わせるウッディたちを涙ながらに応援するのだ。

私には、7歳のころからずっと一緒にすごしている友達がいる。このブログのURLにもあるmakinoheya(マキの部屋)だが、これは私の幼馴染の熊の縫いぐるみのマキからとった。「トイ・ストーリー」のメンバーたちよ。みんなは、アンディは大きくなったら自分たちは用無しになるかも、と心配しているようだが、私のように、35年間ずっと縫いぐるみと仲良しでいて、「けが」をしたときは補強をしてパッチワークのように手当をしつづけ、そして、これからお墓に入るまでずっと一緒だと決心している「子供」もいるんだから、安心してほしい。

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マキ(推定年齢:約40歳)

ところで、本作でジェシー(カウガール人形)の声をジョーン・キューザックが演じているが、彼女は「マルコビッチの穴」のジョン・キューザックのお姉さん。「ジョンJohn」と「ジョーンJoan」。親はなんでこんなにややこしい名づけ方をしたんだろう?ところで、ジョーン・キューザックを見るといつも北陽の虻ちゃんを思い出すのは私だけですか?

圭子

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