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2010年12月18日 (土)

「オリエント急行殺人事件」-木村カエラみたいに可愛いヴァネッサ・レッドグレイヴ-

豪華絢爛。ローレン・バコールはこの映画の頃50歳くらいだが、華やかで美しい!首が長く、ハイネックの衣装がものすごくよく似合う。うら若きジャクリーン・ビセットは、まるで現在の沢尻エリカ様のように愛らしい。マイケル・ヨークの珍しい巻き毛クリクリ姿も見ることができるし、昔(この映画は1974年作品)の映画を見るのは楽しい。

探偵ポアロ役のアルバート・フィニーは、メイクやヘアスタイル、ひげ、で全く原型が分からない状態。最近見た「ビッグ・フィッシュ」のときとも、そして、この「オリエント・・・」の監督シドニー・ルメットが監督をした「その土曜日、7時58分」のときとも、全く違う俳優に見える。別人。ベルギー人役だし、違う風に見えて当然だが、風変わりな探偵になりきっている。役者魂。

ポップな色の口紅で、おめめぱっちりのヴァネッサ・レッドグレイヴを見て、「あ、木村カエラみたい!」と思った。若くてかわいい。誰にでも若い時代はあるものだ。そして、現在の彼女も美しいままだ。レッドグレイヴにも言えることだし、バコールもそうなのだが、歳をとっても、皺が増えても、白髪が増えても、迫力のある女性は、神々しい魅力にあふれている。こういう女性を見ていると、歳をとるのが怖くなくなる。

ラストで、全てが「解決」してみんなでシャンパーニュを飲んでいるシーンがある。シャンパーニュは、西洋では本来このように「無事に大仕事が終わった後」のお祝いに飲むのだろうな、と基本的なことに気付いた。単に「今日はご馳走だから、泡のあるもの飲みたい」とスパークリングワインを飲んでいる私だが、シャンパーニュは、神聖な、死者への敬意や同情までも表し得る、特殊なお酒なのかもしれない。シャンパーニュのシーンそして、乗客のほっとした表情を見たとき、少し泣きそうになってしまう。

ところで、アンソニー・パーキンスがものすごく怪しげな落ち着きのない男を演じているが、ぜひ日本版では武田真治あたりに演じていただきたい役だ。

圭子

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