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2011年1月22日 (土)

「ノーカントリー」-おかっぱで返り血嫌いのバルデム-

異常性のある役を上手にこなしていたハビエル・バルデムに乾杯。殺人鬼アントン・シガー(バルデム)は、出会う人のほとんどを殺人していく、それも、無表情で。殺人に使うのは、家畜を殺す際に使用するらしいcaptive bolt pistol という銃。異様である。この銃、普通の殺人映画などで使われる「バーン!」という音ではなく、少しおまぬけな感じの「ぴょん!」「ぽん!」「しゅぽん!」という音が出るので、そこがまた、異様。

バルデムの不気味なおかっぱといい、殺人の後、血の汚れが自分に付くのを嫌う綺麗好きさといい、異常な雰囲気がたまらない。おまけにこの映画、BGMがない。見ていてとても緊張した。

アントン・シガーに追われる男、ルウェリン・モスの嫁さんを「トレインスポッティング」でダイアン役を演じていたケリー・マクドナルドが担当。この人は生粋のスコティッシュである。なのに、アメリカ南部の嫁を演じている。あえて、ルウェリンの嫁の役をスコティッシュのケリー・マクドナルドでいこう、とコーエン兄弟に決めさせたのは、彼女の演技力がもう海を越えてアメリカでも浸透しているからなのであろう、きっと。アルトマンの「ゴスフォード・パーク」でも、メイド役として重要な役を演じている。「トレインスポッティング」のとき、まだ二十歳やそこらだったのだが、今や映画界でなくてはならない女優になっている。身内でもないのに、変だが、親戚の子の成長を見るような、灌漑深い気持ちになる。

この映画、80年代のテキサスが舞台なのだが、このような時代背景の情報をあまり知らずに見たので、「アメリカも南部の方は今もこんな感じなのかな。結構カウボーイハットかぶって町をぶらぶらしてる人いるんだな、まだ」と思いながら見ていた。(失礼しました!)だが、もしかしたら今もこんな感じなのかもしれない、テキサス辺りは。北米に詳しくないので、人々の服装や髪型を見ても、時代などがよくわからないが、この時代アントン・シガーみたいなおかっぱ風のヘアスタイル、流行だったのか!?「それでも恋するバルセロナ」でのセクシーさは完全封印している役者魂満点のバルデムに再び乾杯!

圭子

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コメント

私のお気に入りのブログです☆これからも楽しみにしていますね!(^ー^)b

投稿: 銀座の美容室よりお手紙 | 2011年2月13日 (日) 15時50分

銀座の美容室よりお手紙 さま、コメントありがとうございます。うれしいお言葉です。これからもいろいろアップします!

投稿: keiko | 2011年2月13日 (日) 16時28分

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