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2011年2月 6日 (日)

「インセプション」-エレン・ペイジが落ち着き過ぎ-

「インセプション」とは、人の頭の中に「アイデア」を植え付けること。そのために、対象者の夢の中に入っていく。そんな、とても不思議なテーマを扱っている映画だ。とても複雑な構造のストーリーなので、一回見ただけでは、感覚的に「すごい!変わった話!」という印象しかなく、話の内容を分析していくためには、何度も見ないと分からないであろう映画だ。

なので、感覚的に得た印象だけ話すと、まず、主人公コブ(ディカプリオ)と共に、インセプション対象者ロバート(キリアン・マーフィー)の夢に入っていく、若い女学生アリアドネを演じるエレン・ペイジが、落ち着き過ぎ!!。貫録的には大竹しのぶか?と思うほどの、年相応より年齢が高く見える人だ。まだ現在23歳らしいが、ちょっとふてぶてしいまでの落ち着きぶりにより、決して「学生さん」の役に見えない。太い眉毛も意志が強そうな雰囲気を増長させている。キャピキャピ感がない。なにか、達観した女の子を不思議なムードで演じている。おでこの盛り上がりが、若き日の原田美枝子すら彷彿させる。今後注目したい女優だ。「JUNO/ジュノ」を早く見て彼女の歴史をひも解いてみようと思う。

それにしても、出演者の豪華な映画だ。ディカプリオ、渡辺謙、マイケル・ケイン、マリオン・コティヤール・・・、ものすごいメンバーだ。こういう映画のとき、打ち上げの飲み会など、派手だろうな。にしても、すごいと思うのは、この複雑な映画(夢のシーンの中にも「階層」が何層もあるし、過去のシーン、現在のシーン、現実のシーン、夢のシーン、と一筋縄にはいかない)をこれだけの大人数で撮影する際、「今、自分はどんな心境の、どんな環境のシーンを演じているのか」を把握するのが絶対に難しい台本だっただろうし、演じていて「これでいいのか?この表情で合っているか?」とやりづらかったに違いない、と私は思った。映画内容そのものよりも、「大変だっただろうな、出演者も監督も」という感想を持った。

ところで、タルラ・ライリーがブロンドの怪しげな女性(ロバートにバーで話し掛ける女性)を演じているが、このタルラ嬢は小悪魔的な可愛い役で「パイレーツ・ロック」という60年代のイギリスを舞台にした映画に出ている。とても雰囲気のある役者だ。今回の「インセプション」ではほんの少しの時間しかスクリーンに出てこないが、この女優も注目している私だ。

ディカプリオ作品の「シャッター アイランド」(未レビュー)も最近見た。「シャッター アイランド」も「インセプション」も、普通ではないストーリー立てだ。この手の複雑系もよいが、演技派ディカプリオには、人間の弱さとかもろさとか愛らしさが炸裂するような、いい意味で単純なストーリーの映画(「バスケットボール・ダイアリーズ」とか、「ギルバート・グレイプ」みたいな)でも、また再会したい。

圭子

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