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2011年6月 4日 (土)

「蜘蛛女」-リメイク不可。オリン姉さんしか無理-

レナ・オリンがすごい。まさに「ファム・ファタール」だ。彼女演じるロシア女マフィア「モナ」が大口あけてゲラゲラ笑いながら、ゲイリー・オールドマン演じるジャック(及びその他の役の方々)を地獄に陥れていく。

レナ・オリンの笑顔がかなり「自然体」で、笑顔映像だけ切り抜いてテロップに「彼女は今宝くじに当たって大喜びです」とか、「長年平社員だった彼女、入社10年でとうとう部署の課長に昇格!おめでとう」とか、「低炭水化物ダイエットに彼女は成功!満面の笑みです」とか書いたらそうとも取れるような爽やかさ。さすが、落ち着いたイメージの「スウェーデン」出身。元ミス・スカンジナビアとのこと。北欧家具のおしゃれな部屋にいそうなすてきな女優なのに、本作ではあっぱれな怪演で我々見るものを魅了してくれる。

その豪快な笑顔で猟奇的な悪役を痛快に演じるオリン姉さんのカウンターパートは、見ていて「負けるな~頑張れ~」と肩入れしたくなる程の弱キャラ、ジャックだ。ジャックを演じるのは当時35歳のゲイリー・オールドマン。若い。雨の日軒下で雨宿りしている野良犬の子犬のイメージだ、この頃のオールドマン。

最近は「名脇役俳優」の感があるオールドマンだが、本作では最初から最後までずっと彼を堪能できる。ゲイリー・オールドマンをこれだけみっちりと集中して見ることができ、改めて役者馬鹿な彼に敬服した。過去にさかのぼってもたくさん復習可能な作品があるし、これからも彼とともに生き続ける私達は彼の作品とともに未来を生きることができる。大げさに言うわけではないが、このような俳優をフォローしていくことができることは、生きる喜びである。

ジュリエット・ルイスがジャックのかわいい愛人役を演じている。先日見た「ローラーガールズ・ダイアリー」では筋肉むきむきの浅黒い肌で、アスリート系だったが、本作では透き通るような肌。ちなみにレナ・オリンの現旦那さんはラッセ・ハルストレムで、彼監督作品「ギルバート・グレイプ」のときのルイスは天使だったな・・・いつから色黒になった!?

原題とかけ離れた邦題は「なにこれ?」と納得いかないパターンが多いのだが、本作の「蜘蛛女」は、バッチリだ。モナは毒蜘蛛のような女だ。こういう役は、演じていてスカッとしただろう。あまりの過激さでリメイクなど無理であろうが、日本版でモナ役を誰にやっていただきたいか考えてみた・・・あ~現存の日本の30代、40代女優では無理だ!杉本彩だと「別方向」に行ってしまうし。可能だとすれば、若い頃のかたせ梨乃あたりであろうか!?

圭子

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