« 記憶喪失素麺ディナー | トップページ | いただきもののカッペリーニでディナー »

2011年9月14日 (水)

「恋するベーカリー」-メリルばかりがなぜモテる?!-

邦題から、ほのぼのとした、パン屋を舞台にしたラブコメを想定していたのだが、むしろ「ギャグ」ものであった。いろいろな意味で、楽しい映画である。

メリル・ストリープ扮するジェーンは、サンタバーバラでベーカリーを営む企業家。かなりおしゃれなお店を経営しているし、センスのある家にも住んでいる。見るからに成功した女性、だが、10年前から離婚している。元旦那のジェイク(え!?と驚愕するほどの変貌ぶりのアレック・ボールドウィン。太ったな・・・)と、息子の大学卒業式に一緒に参列後のホテルで、なんでやねん?という流れになり、関係が復活する。

二人で散々飲んで、踊って、昔話に花を咲かせるのはいいが、ものすごくスムーズに行為に至るこの流れが、ロマンチックラブコメディー、というより、「お笑い」に近いものがあった。最近のメリルはなぜ「モテ役」が続く?(「マンマ・ミーア!」でも、妙にモテていて、当惑。新ロマコメの女王か?)アレック・ボールドウィンもはしゃぎ気味で、「ゲッタウェイ」(1994年)の頃の「セクシーな雰囲気」は、ほぼ封印。本作ではやたら裸体を露出するが、すべてが「笑い」を誘うシーンで、である。

ジェイクのライバルである、アダム(スティーブ・マーティン!)はジェーンの新しい家をデザインする建築家。仕事での付き合いだったジェーンと、徐々に打ち解けていい関係になっていく。アダムとジェーンが親密になるシーンで、ジェーンお手製の「チョコレートクロワッサン」が出てくるが、このシーンと、あとほかには若干しか、ベーカリーのシーンはない。なので、あまり「恋するベーカリー」と謳うほど、「パン屋」に意味はなく、原題の「It's complicated」が実際の筋とは合っている。ジェーンのcomplicated な状態(今興味がある男性(アダム)もいるし、元の旦那と復活した愛も、捨てきれない状態)や、ジェイクのcomplicated な状態(若い現在の嫁との大変な不妊治療生活、今の嫁と、小さな子供までいるけれど、やっぱり元嫁ジェーンの方が、なんか落ち着く状態)、ジェーンの娘の婚約者のcomplicated な状態(婚約者の父・母がよりを戻しているのをホテルで目撃、しかし、彼女には気を使って内緒)などなど、出てくる人物がそれぞれ複雑(complicated)な環境にいる。

ちなみにジェーンの娘の婚約者を演じるジョン・クラシンスキーは、エミリー・ブラントの旦那らしい。いいな、美男美女。

若いころのメリル・ストリープの役柄(「ディア・ハンター」や「ソフィーの選択」などの)、そして、顔立ちから、「超シリアス路線の人」というイメージを長いこと持っていたが、最近は本当に、よく踊り、よく恋をする元気印の路線まっしぐらだ。もしかしたら、年齢がある程度いくと、女性はいろいろな縛りがなくなって、皆元気に自由になれるのかもしれない。メリルの元気な姿を見ていると、彼女は今後、女性の期待の星的存在になりつつあるのではないだろうか、と感じる。50、60過ぎてから、が楽しい人生なのかもしれんな・・・

圭子

|

« 記憶喪失素麺ディナー | トップページ | いただきもののカッペリーニでディナー »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「恋するベーカリー」-メリルばかりがなぜモテる?!-:

« 記憶喪失素麺ディナー | トップページ | いただきもののカッペリーニでディナー »