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2012年12月13日 (木)

振り向けばそこにいる女優、ジュディ・グリア

ジュディ・グリアを高い頻度で見る。一時期のローラ・リニーにも感じていたが、このような名脇役の女優は、見ていて気持ちいい。いい仕事をしているから、どの映画にも、「振り向けば君がいる」的に存在している。誰もが顔と名前を一致して覚えているような大女優よりも、私はこのような、「どこででも姿形を変えて存在しているたくましい役者」になぜか惚れてしまう。

最近見た映画の中で、ジュディ・グリアは全く別のタイプのキャラクターを別人のように演じていた。

「ファミリー・ツリー」で、ジョージ・クルーニー演じるマットの妻が浮気をしていた男の貞淑な妻を演じ、「ラブ&ドラッグ」ではMRジェイク・ジレンホールの営業先の病院の軽い感じの事務員(いつも白タイツはいている!)をコミカルに演じ、そして「ウィークエンド -爆破まであと1198分。史上最悪の2日間-」では、壊れた専業主婦(幸せを求めるための方法を紹介したテレビ番組に夢中になって、それに支配されている状態)を演じる。

演じる役のタイプによって存在感も変えているので、あの特徴的な鼻にかかった声を聞いて「あ、これもしやジュディ・グリア?でも違うかも?」とうっすら判別するくらいで、パッと見は別人。誰を演じてもまさしくジュリア・ロバーツ、というタイプではないので、それこそどんな型にはめ込んでもフレキシブルに変化する液体のように、彼女は変幻自在にどこにでも存在する。自分の存在を薄め、役になりきり、主役の影で、「こういう人いるよなああ~」という名もなき人をリアルに演じては、数多くの作品に出没するスーパーマン。すごくカッコイイな、と思う。

圭子

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