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2014年11月 4日 (火)

Just One More Kiss ~私を魔界へ連れてって!~

いまさらなのですが、Buck-Tick の「Just One More Kiss」の歌詞(の作り出す世界観)について考えてみたいと思います。(ちなみに1988年の曲です。)

この曲が大流行りしていたときは、単なる「もう一回キスしてほしいぜ!(君が好きだから)」という意味のラブソングかと思っていました。サビの部分で「Just One More Kiss」って歌ってますし。しかし、よくよく読み込むと、私は、これは「バンパイア」の話なのではないか??と思ってしまうのです。

設定的には、バンパイアの女性(美貌の)に恋した人間の男性が、恋のあまり、「殺してほしい!(僕も貴方と同じ世界に連れてってくれ=血を吸ってくれ=僕もバンパイアにしてくれ!)」と切望しているのではないでしょうか。「殺してほしい。」という意味の英文も歌詞に入っています。

好きな人に命を奪ってほしい(つまり絶頂期で死にたい。今が最高の瞬間だから。)という精神は、人を好きになったことのある人ならわかるでしょう。なので、この曲でも「たとえ」として「殺してほしい。」と言っているのかもしれませんが、どうも、私は本気で「人間としての人生は捨ててもいい。貴方の住む世界に行くため、私の首を噛んでほしい。」と願っているように聞こえるのです。(歌の終わりの方の叫ぶような歌い方のあっちゃんにも、そのマジな気持ちを感じます。)

なぜ「バンパイア」なのか?それは「むせ返る香り」という部分からそう感じたのです。バンパイアの皆さんは、人の血を吸うことがあるので、結構血液臭がぷんぷんしていることと想像します。その匂いを消すために通常より濃いめの香水をつけているのでは??これが私の分析です。

人の血を吸って生きるバンパイアには「こうしないと生きられないもん、しかたないさ!」という開き直りと、「罪ない人間を犠牲にして生きている罪悪感」にさいなまれているはず。そんなバンパイアの周りには「天使」と「悪魔」がうごめいています。なので、歌詞の中の「天使」「悪魔」部分も、私にバンパイア説をリマインドさせます。

なお、日中には会えないので「月夜に甘いくちづけ」(素敵な歌詞です・・・)するしかないですね、お相手がバンパイアならば。

「トキメキは返らない」の部分は、まあ、一般の人間でも「恋愛の初期部分のドキドキ感覚は、せいぜい数か月しかもたない。あとは惰性の50年・・・」的感覚ってありますので、バンパイアであろうと、人間であろうと、避けられないイッシューではありますが、それでも、相手がバンパイア娘ならなおさら、「自分は年を取って成長する。貴方はハタチのまま!ならばこのトキメキの気持ちを過去に置き去りにすることなく、今時間を止めて!貴方のいる世界に僕を連れて行って!」というせつない願いなのかもしれません。

なので、私の分析では、この曲は単なる恋愛ソングなのではなく、人間界からの決別すら覚悟した男の、魔界への入り口ソングなのではないか!!?ということになります。

そう考えると、ギターの音色すら、レクイエムのように聞こえます。「人は踊る」「やがて眠る」。長いように見え、人生は踊り終わったら眠りにつく、ほんの一瞬です。短い時間を右往左往しながら私たちは生きるのです。運命の恋に出会い、人としての命も人間界に築いてきた形跡も皆消しても構わない。さあ、殺せ、僕を。そして僕は永遠に貴方のものだ!さあ、首筋に美しい歯を立てるがいい!!と、美しいあっちゃんがそう歌っているような、そんな気がするのです。

皆さんは「Just One More Kiss」をどう解釈しますか?

圭子

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