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2018年3月11日 (日)

The Smiths、それはタイムマシン。

The Smithsは太宰治みたいだ。若い時、どうしても必要なタイプの音楽。大概の「人生うまくいっている」タイプの人にとっては全く必要がないが、一部の「人生に困ってしまった」人たちにとっては、どうしても必要、なくてはならないタイプ。太宰の小説もそうだ。「人間失格」を読んで「鬱陶しいな、この主人公は。」と思う人は太宰が嫌いだろう。必要もないだろう。でも、一部の「人生に困ってしまった」人たちにとって、生きにくい現実をなんとか通過するには、太宰の小説を一枚一枚めくって「ここにも人生に困った人がいる。自分は一人じゃない。」とほっとして、どうにかどうにか日々を過ごすしかない。私は絶対的に後者のタイプだった。

今は幸い、毎日毎日をThe Smithsの助けを借りずにも、生きていけている。もうじき50歳だ。年齢でいったら、孫がいてもおかしくないくらい。だけど、今でも、高校の頃の自分のように、自信がなくなり、人生に困ってしまうことも、もちろんある。そんなとき、The Smithsを聞くことで、なんとか命にしがみつくことができる。なんだ、いまだに1984年の自分とあまり変わっていないじゃないか。

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「Hatful of hollow」。この1984年の作品を聞くと、魂は、当時両親と共に住んでいた家の、私の四畳半の部屋に戻っていく。音楽は恐ろしい。タイムマシンはまだ発明されていないはずなのに、このCDを聞くと、私はあの頃の自分にすとんと戻ってしまう。1984年の自分が心を打たれた"What Difference Does It Make?" に、2018年の私も心を打たれる。

Morrisseyのコンサートを見に、ロンドンのIlford Islandというホールまで見に行った。私がイギリスでしたことで一番意味のあることのひとつだ。1995年2月12日。オックスフォードから一緒に見に行ったK君は、今どんな大人になっているだろうか。

圭子

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